LINE Payはクレジットカードから直接チャージはできない!ちょっと複雑なLINE Payをわかりやすく解説
最近知人からLINE Payについて相談があった。
どうやらLINE Payにクレジットカードが登録できるのにその使い方がよくわからないという内容だった。
LINE Payに関して記事を書こうとしていたので、その知人にLINE Payの大体の使い方を教えた。
スマホ決済に明るい人であればそこまで難しくはないのだが、知人はスマホでの決済をしたことがなかったため戸惑うところがあったようだ。
確かにLINE Payはスマホ決済の中でも少し特殊な面が多くスマホ決済に精通している人でも混乱することがある。
そこで今回はLINE Payの使い方を初心者でも分かるように簡単にまとめてみた。
さらに知人が混乱したLINE Payでのクレジットカードの利用方法を解説したいと思う。
また、今どのスマホ決済をつかっていいかわからない人向けに、人気のスマホ決済をキャンペーンで比べた記事がある。
今使うとお得なスマホ決済がわかるのでぜひ参考にしてほしい。
LINE Payとは?
LINE 株式会社の子会社に当たるLINE Pay株式会社が提供しているスマホ決済、スマホ送金サービスだ。
LINE Payは決済方法で言えばプリペイド方式になる。
これはあらかじめ必要なお金を決済システムやカードの中にチャージしておく方法だ。
同じサービスとしてSuicaや楽天Edyなどが挙げられる。
2018年6月時点でLINEの利用者数は国内で7500万人を突破している。
これらのユーザーに向けてLINEでの送金、LINEアプリでの決済を開始し、スマホアプリの利用用途をさらに広げようとしている。
LINE Payでできること
LINE Payはお金をチャージして支払いをする以外にも、他のスマホアプリにはないサービスも展開している。
特にLineユーザー同士でお金を送金することができる「送金機能」や支払いを依頼することで、飲み会や食事をした時にアプリ内で割り勘ができる「割り勘機能」などはとても面白いサービスだ。
以下、LINE Payで可能なサービスをまとめてみた。
LINE Payでできる事
- 「チャージ機能」
- LINEアプリで支払いが可能な「決済機能」
- LINEの友だちにお金を送金できる「送金機能」
- LINEの友達同士で使える「支払い依頼・割り勘機能」
- LINE Payの残高を銀行口座に出金できる「出金機能」
- 納付書のバーコードから公共料金や税金の支払いができる「請求書支払い」
特筆すべきは「送金機能」、「支払い依頼・割り勘機能」、「出金機能」だ。
通常のスマホ決済では、主に少額決済などを目的とするため、利用の用途は個人とお店、またはお店とお店に限られる。
しかしLINE Payの送金機能は個人と個人の間でお金のやり取りができるため、 友達に対して何か買い物を依頼したり、逆に依頼された物を買ったりという使い方も可能だ。
驚くべきことは送金はLINEの友達であれば、例えば銀行口座の番号を知らなくても送金することができ、しかも送金手数料は無料。
送金者に関して言えば銀行口座にお金を振替するよりはるかにメリットがあることになる。
さらに残高を銀行口座に出金できるという機能まである。
この出金機能だけは手数料がかかり、出金する毎に216円の手数料が発生する。
しかし、通常スマホ決済におけるプリペイド型のものは、一度チャージするとそのお金を元に戻すことはできず、必ず使い切ることになる。
LINE Payの場合は、例えば必要以上にチャージしてしまった場合でも、手数料はかかるものの「払い戻しが可能」になるということなのだ。
これは実に驚きだ。
このような機能があるからこそ、「支払い依頼・割り勘」が可能になってくる。
今後友達との飲み会や食事の割り勘は、面倒な現金での回収より、LINE Payの割り勘機能でその場で送金してもらうことが主流になってくるかもしれない。
こうなってくると、スマホ決済アプリというよりは、手元にLINE銀行があるような感覚で使うことができる、ある意味特殊なスマホ決済アプリなのだ。
公共料金や税金の支払いが便利すぎる
スマホ決済の中でも色々な機能があるLINE Payだが、便利すぎるのが「請求書支払い」だ。
その機能はLINE Payの項目選択にある。
ここをタップすると、注意事項が出た後にバーコードを読み込む画面が出てくる。
後は請求書にあるバーコードを読み込ませ、 請求内容確認して支払うことが可能なのだ。
いちいちコンビニや市役所に行って支払っていた請求書が手元で支払えるようになる。
LINE Payの請求書支払いができる主な支払い先は以下のようなところだ。
LINE Payで支払える公共料金 |
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電力会社 |
東京電力エナジーパートナー、九州電力株式会社、東北電力株式会社、関西電力株式会社 |
水道 |
阿久根市水道課、熊本市上下水道局、島田市水道課、大阪市水道局、京都市上下水道局 |
ガス |
東京ガス株式会社、宮崎ガス株式会社 |
市税 |
千葉県市川市、千葉県野田市、岐阜市、大阪市財政局、福岡市税務部、三島市 |
利用できる企業や市町村を今後も増やしていく予定という事だ。
電話で確認したのだが、残念ながら筆者の住んでいる地域ではまだ導入はされていなかった。
セキュリティ面でしっかりしてもらえれば、このような機能は大賛成だ。
変にポイントをばらまくより、断然使い道があることが分かるからだ。
LINE Payに限らず、他のスマホ決済でも是非使えるようにしてほしい。
LINE Pay にクレジットカードを使ってチャージできるのか?
LINE Pay にはクレジットカードを登録する機能が付いている。
普通なら私の知人のようにクレジットカードを登録して、そのクレジットカードでチャージをするか買い物をするかという選択はすぐに頭に思い浮かぶ。
ところがそれができなかったために知人が私に相談してきたのだ。
LINE Payにクレジットカードでチャージすることはできない
はじめに言っておこう。
そもそもLINE Payはクレジットカードでは今のところチャージはできないのだ。
現在Line payにチャージするには、コンビニやATMなどを利用する必要があり、以下の方法がある。
LINE Payのチャージ方法
- 銀行口座から
- セブン銀行ATMから
- LINE Payカードを使ってのチャージ
- ファミリーマート(Famiポート)から
- QRコードやバーコードを店員に表示してチャージ
これら以外ではチャージができない。
今後行えるようになるのか、LINEがクレジットカードを発行してそのクレジットカードだけ使えるようになるのか、今のところ登録したクレジットカードがチャージできない理由に関してはわからない。
一つ言えることは現状クレジットカードの登録に関しては、チャージをするためのものではないということだ。
「使う前に調べなさい」という一言で終わる話でもあるが、 スマホ決済をしたことのない人にとっては、なかなか分かりづらい部分でもあると感じ、今回はその一言をぐっと飲み込んだ次第だ。
とはいえ、クレジットカードからのチャージができないのは、やはり不便ではある。
場合によってはチャージでポイントを稼ぐこともできるので、今後ぜひクレジットカードでのチャージを可能にしてほしい。
LINE Payが「チャージ無し」で利用可能に!
LINE Payがクレジットカードでチャージできるようになるといいと書いていた矢先に、思わぬニュースが飛び込んできた。
なんとLINE PayがVISAブランドのクレジットカードを発行するというのだ。
現在仮名ではあるが「LINE Pay VISAクレジットカード」
しかも、このクレジットカードをLINE Payに設定するとチャージではなく、QUICPayやiDといった後払い、いわゆる「ポストペイ型」として機能するというから驚きだ。
LINE Payをメインに考えている人は、このクレジットカードは見逃せないだろう。
詳しくは以下のページに詳しく書いてあるので、参考にしてほしい。
LINE Payでのクレジットカードの利用方法
それではなぜ、今のLINE Payの中にクレジットカードを登録できるのか。
実はLINE Payはインターネットショッピングなどを利用する際、お店側がLINE Payでの支払いを可能にしているところがある。
オンライン決済できるお店 | お店URL |
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ZOZOTOWN | http://zozo.jp/ |
新ラクマ(旧フリル) | https://fril.jp/ |
FOREVER21 | http://www.forever21.co.jp/ |
SHOPLIST.com | http://shop-list.com/ |
haco! | https://www.haco.jp/ |
HMV ONLINE | http://www.hmv.co.jp/ |
LINE STORE | https://store.line.me/home/ja |
ソク読み | http://sokuyomi.jp/ |
ハイブリッド型総合書店「honto」 | https://honto.jp/ |
まんが王国 | https://comic.k-manga.jp/ |
GDO| HOT PRICE | https://hotprice.golfdigest.co.jp/ |
出前館 | https://demae-can.com/ |
その場合、ネットショップのお店で物を買った時に、決済時にLINE Payを選ぶことができる。
その再利用されるのが登録してあるクレジットカードになるのだ。
つまりインターネットショッピングからの場合は、プリペイド型の決済方法から、ポストペイ型の決済方法になるということなのだ。
このあたりを言葉にするとかなりややこしいことになるが、もっと砕けて言えば、「お店で支払いをする時は、チャージが必要」「インターネットショッピングなどでLINE Payが対応している場合はチャージは必要なくクレジットカード払い」のように使えるということだ。
インターネットで買い物をする時に支払いがクレジットカードの場合、いちいちクレジットカードの情報を入れる必要がなくなるメリットがあると考えればなかなか便利なのではないだろうか。
その際はもちろん、クレジットカードに付帯しているポイントを獲得することができる。
ただ私の知人は、インターネットでの買い物は特定の場所に決まっているため、LINE Payを使うことはほぼないということだ。
この場合は、LINE Payのクレジットカード登録機能は、ほとんど意味がないのと一緒なので、同じような人は現段階では正直登録する必要はないのかもしれない。
LINE Payに登録するなら還元率の高いクレジットカードを
現状LINE Payに登録をすることで得をするクレジットカードは無い状態。
しかし、今後LINE Pay Visaクレジットカードが出てきた場合は、話が変わってくる可能性がある。
詳しくは以下のページで確認してほしい。
ただ、現在はLINE Payのクレジットカード支払いをした時には、そのカード自体のポイントの還元率などがそのままつくことになる。
なので、LINE Payにクレジットカードを登録する際は、ポイント還元率が高いクレジットカードを登録するといいだろう。
ちなみにLINE ペイに登録できるクレジットカードの種類はかなり多い。
登録できる国際ブランド
- VISAカード
- JCBカード
- マスターカード
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナーズクラブ
ほぼ全てのクレジットカードはLINE Payに紐付けできると言っていいだろう。この利便性をさらに拡張してほしいものだ。
それではおすすめのクレジットカードを紹介しておく。
楽天カード |
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総合評価 | |
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ブランド | |
電子マネー | |
年会費 | 永年無料 |
入会資格 | 楽天会員登録(無料)をされている、満18歳以上で安定した収入のある方および学生の方(高校生は除く)。 |
ETC年会費 | 540円(楽天PointClubの会員ランクが、ダイヤモンドかプラチナ会員で無料) |
発行期間目安 | 約7日 |
ポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1.00%~10.00% |
付帯保険 | 国内旅行保険:無 海外旅行保険:最高2000万 ショッピング保険:年間50万円 |
キャンペーン | 最大5,000円相当のポイントプレゼント 最大8,000円相当のポイントプレゼント※一週間だけの期間限定最大5,000円相当のポイントプレゼント |
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エポスカード(EPOS CARD) |
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総合評価 | |
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ブランド | |
電子マネー | |
年会費 | 永年無料 |
入会資格 | 18歳以上(高校生は除く)で電話連絡が可能な方。提携する金融機関に決済口座をお持ちの方 |
ETC年会費 | 永年無料 |
発行期間目安 | 約7日 |
ポイント | エポスポイント |
ポイント還元率 | 0.50%~5.50% |
付帯保険 | 国内旅行保険:無 海外旅行保険:最高2,000万円 ショッピング保険:無 |
キャンペーン | 入会、各種登録、カード利用で最大2,000円分のエポスポイントプレゼント |
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Orico Card THE POINT |
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総合評価 | |
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ブランド | |
電子マネー | |
年会費 | 永年無料 |
入会資格 | 原則として年齢18歳以上の方(高校生は除く)。 |
ETC年会費 | 永年無料 |
発行期間目安 | 約2週間 |
ポイント | オリコポイント |
ポイント還元率 | 1.00%~2.00% |
付帯保険 | 国内旅行保険:無 海外旅行保険:無 ショッピング保険:50万円 |
キャンペーン | ・入会無条件で1,000ポイントプレゼント ・入会から6ヶ月はポイント還元率2倍(2%) |
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リクルートカード |
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総合評価 | |
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ブランド | |
電子マネー | |
年会費 | 永年無料 |
入会資格 | 原則として18才以上で、本人または配偶者に安定した収入のある人(学生を除く) |
ETC年会費 | 無料(Mastercard,Visaは新規発行手数料1,000円(税抜)) |
発行期間目安 | 約8日 |
ポイント | リクルートポイント |
ポイント還元率 | 1.20%~13.00% |
付帯保険 | 国内旅行保険:最高1,000万円 海外旅行保険:最高2,000万円 ショッピング保険:年間200万円 |
キャンペーン | ・最大6,000円分のリクルートポイントプレゼント |
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LINE Payの支払いをQUIC Payの加盟店で利用可能に!
クレジットカードでの利用に関しては進捗がないが、QUIC Payと提携、かざすだけでLINE Payのアカウントから支払いができるようになった。
キャッシュレス社会へ、LINE PayがQUICPayとの提携で非接触型決済に対応 – BCN+R
この発表がされたのは2018年の6月だが、2018年の秋頃にサービスが開始されるはずだ。
非接触型決済になることでどれぐらい爆発的にユーザーが増えるのか注目がされている。
個人的にはバーコード決済やQRコード決済でも十分機能しているとは思うが、中には少しでも利便性を重視する人がいるのでそのような人たちには大きな訴求になるだろう。
まとめ
今回は知人からの相談の健忘録も含め、LINE Payとクレジットカードの使い方を丁寧に説明した。
LINE Payに関してはたくさんサイトがあるが、流れ的なものが多く、この記事のような悩み的な解決になるのにかなり時間を要する場合がある。
もしLINE Payとクレジットカードの利用方法に関して疑問がある場合は、このページを参考にしてもらうなり、ご一報いただけると幸いだ。
とにかく個人的には、早くクレジットカードからのチャージが出来たり、利用するたびにポイントが有利に獲得できるような体型を作ってもらえると、より便利にスマホ決済ができるようになると考えている。
ユーザー数が多いLINE Payがスマホ決済の雄になることを期待している。