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【新社会人も】ネット銀行はジャパンネット銀行がおすすめ!メリット・デメリットや口座開設方法などを解説

2020年2月8日

年も明け、だんだんと就職活動なども活発になってきた。

そんな中新天地や新生活などで銀行口座を開設する必要がある人も多くいるだろう。

特に新社会人の場合は会社で作る銀行口座以外に、個人で使う銀行口座を持っておくことも生活のリズムを作るのに重要な項目の1つ

ネット銀行はネットで口座を開設ができるため、口座開設をする場合には非常におすすめだ。

しかしネット銀行は数多くあるため、どのネット銀行を選んでいいか非常に迷うはず。

そんな中お勧めしたいのがジャパンネット銀行だ。

筆者は銀行口座を10口座ほど持っているが、最近ジャパンネット銀行利用することが非常に多くなっている。

ネット銀行の中では老舗なのはもちろんのこと、キャッシュレス決済などにも非常に相性が良いのが大きな理由の1つだ。

そこで今回はジャパンネット銀行のメリットやデメリットを詳しく解説していこう。

キャッシュレス決済などを頻繁に利用する、または今後利用を考えている方は、ジャパンネット銀行は大きな選択肢の1つとなるはずだ

ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行とは

ジャパンネット銀行のロゴ

ご存知の方も多いと思うが、ジャパンネット銀行について説明していく。

ジャパンネット銀行は、国内ネット銀行の先駆けとして2000年に設立された

それまでは実店舗を持たないネット銀行と言うものがなかったため、サービス開始の際は非常に注目を集めた。

はじめの頃はセキュリティー等の不安などがあげられたが、信頼を重ね一気に利用者が増えた。

以降様々なネット銀行がサービスを開始することとなる。

ジャパンネット銀行の特徴的な部分としては、Yahoo(ヤフー)の連結子会社でもあるため、「ヤフオク(Yahoo!オークション)」における落札後の決済やYahoo!ポイントの現金化なども可能な所だ。

また後ほど詳しく説明するが、キャッシュレス決済のPayPayに設定することで、PayPayのチャージを無料で現金に戻したりすることが可能になる。

キャッシュレス決済でも非常に相性が良いのがジャパンネット銀行なのだ。

ジャパンネット銀行の口座開設の条件

まずはジャパンネット銀行の口座開設の条件を説明していこう。

ジャパンネット銀行を開設する際に必要な条件は以下のようになっている。

ジャパンネット銀行の口座開設条件

  • 満15歳以上(未成年でも可)
  • 必ず口座を利用する本人が開設すること
  • 暴力団、暴力団員、暴力団準構成員など反社会的勢力に該当しないことを表明し、かつ将来にわたっても該当しないこと

特別なケースがない限り、ほとんどの場合問題なく口座開設が可能になる。

16歳から働くケースもあるので、 未成年者が銀行を簡単に開設できるのはメリットが大きい。

ジャパンネット銀行は口座開設も簡単

ジャパンネット銀行は口座開設には、2種類の方法がある。

1つはアプリで口座開設、もう1つは郵送での開設だ。

ジャパンネット銀行の口座開設方法

  1. アプリで口座開設
  2. 郵送で口座開設

郵送の場合は約2週間ほどかかってしまうため、オススメなのはアプリで口座開設をする方法だ。

理由は最短5日で口座開設が可能な事。

口座開設申し込み時間もおおよそ5分から10分で完了できる

ジャパンネット銀行の口座開設の流れは以下のようになっている。

ジャパンネット銀行の口座開設の流れ

  1. 口座開設をクリック→こちら
  2. 「ご本人様の情報について」を入力
  3. 「同意する」にチェックして「確認」を押す
  4. 内容の確認して、本人確認についての項目を選択(以下スマートフォンアプリを選択した場合の手順)
  5. スマートフォンアプリをダウンロード
  6. 申込者情報を入力し口座開設申し込み完了の受付番号を入力
  7. 本人確認書類をスマートフォンで撮影し送信

本人確認についての項目には他にも郵送等があるが、選んでしまうと郵送のやり取りで時間がかかってしまうため、この部分でもネットで画像を送信する方法がおすすめだ。

事前に以下のような本人確認書類を用意しておくと、さらにスムーズに申し込みが可能になるはずだ。

ジャパンネット銀行の口座開設に必要な書類

  • 運転免許証のコピー(口座開設アプリ対応)
  • 個人番号(マイナンバー)カードのコピー(口座開設アプリ対応)
  • 各種健康保険証のコピー(口座開設アプリ対応)
  • パスポートのコピー
  • 住民基本台帳カードのコピー(顔写真とQRコードの印字があるもの)
  • 印鑑証明書(原本)
  • 住民票の写し(原本)
  • 各種年金手帳のコピー+補助資料(原本)
  • 身体障害者手帳を含む各種福祉手帳のコピー+補助資料(原本)

アプリで本人確認書類を撮影し、送信する場合には運転免許証、個人番号(マイナンバー)、健康保険証コピーを用意しておこう。

申し込みが完了すれば、後はデビットカード付きのキャッシュカードが送られてくるのを待つだけだ。

ジャパンネット銀行の利用する際のポイント

次にジャパンネット銀行を利用する際のポイントを確認しておこう。

ジャパンネット銀行の手数料

銀行利用する際に最も気になるのはやはり振り込みや現金の出金にかかる各手数料だろう。

そこでジャパンネット銀行の各手数料を表にまとめてみた。

コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料
(税抜)
セブン-イレブン ローソン ファミリーマート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
<3万円以上>
24時間365日、何回でも無料
<3万円未満>
月1回まで無料、2回目以降は0~150円
同行あて:50円
他行あて:160~250円(※)
※ 三井住友銀行の自分名義口座あては振込手数料無料。

必ず振り込み手数料がかかる

表を見てもらえばわかるように、振り込み手数料は安め。

ところが同じジャパンネット銀行同士でも振り込み手数料がかかるのは少し痛い

なぜなら他の銀行では同じ銀行であれば振り込み手数料が無料の場合があるからだ。

また住信SBIネット銀行やソニー銀行等であれば、他銀行でも振り込み手数料が無料にすることができるので、この辺も若干残念な点ではある。

しかし、PAYPAYの送金機能を使うことで、ある程度の額なら送料無料にできるので、後ほど説明する。

法人口座の場合は、個人口座と同じ手数料で運用できるので、法人口座を利用したい場合はかなりオススメだ。

ATMでの引き出しは実質無料にできる!

ミニストップを除いては、大手コンビニのATMから現金の引き出しが可能。

注意点として、30,000円以上の引き出しの場合は何回でも無料になるが、30,000円以下の場合は月1回までしか無料にできず、それ以降は手数料が発生してしまう

例えば5,000円を引き出したい場合などは、2回目以降は手数料がかかるので注意が必要だ。

しかし、少し手間を加えるだけで30,000円以下の出金も手数料無料にすることができる

それが以下の方法だ。

30,000円以下の出金手数料を無料にする方法

  1. 35,000円を引き出す
  2. 30,000円を再入金する

上の数字では5,000円を出金する方法で説明しているが、要するにおろしたい金額+30,000円を毎回出金し、30,000円を戻せば何回でも無料で出金することが可能になるのだ。

手数料がかからずに出金ができることを考えれば、元気を戻す作業もそれほど苦にはならないはずだ。

条件を逆手に取った上手な裏技だといえるだろう。

Visaデビット付キャッシュカードを利用できる

ジャパンネット銀行のキャッシュカード

ジャパンネット銀行が発行するキャッシュカードには、VISAデビットが利用できる機能が付いている。

つまり、ビザが使えるお店ならジャパンネット銀行のキャッシュカードをクレジットカードのように利用することが可能なのだ。

使い方も簡単で支払いをする際に「クレジットカードで」というだけ。

一括払いのみと言うデメリットもあるが、銀行口座からすぐに引き落とされるのでお金の管理も非常に楽になる。

もちろん、AmazonやYahoo!ショッピングなどのネットショッピングでも利用可能。

また「JNBスター」というポイントも貯まるので使い勝手も通常のクレジットカードとほぼ変わりは無い。

預金金利は若干高い

他銀行とそれほど大きな差は無いが、預金金利は若干高めなのが少しうれしい。

毎月少額でも入ってくるのを見ると、なんとなくほっこりとした気分になる。

ただし期待しているほどの金額にはならないのであまり大きな期待を持たないほうがいい。

セキュリテイはかなり強固

ネット銀行を利用する上で、重要な部分として考えで欲しいのがセキュリティーだ。

やはり実店舗がない以上、ネット上で全てやりとりが完了してしまう部分で、不安を感じることも多いはず。

そのような不安に対応するかのように、ジャパンネット銀行はセキュリティートークンを利用している

簡単に言えばワンタイムパスワードを毎回設定してログインなどを行うのだが、ワンタイムパスワードの発行が送られてきているカードでのみ発行できるという少し変わった形をとっている。

以下実物になるのだが、このカードを持っていないと事実上お金動かすことができない。

ワンタイムパスワードに関しては、スマートフォンなどで行うこともあるが、スマートフォンを盗まれた場合などそのセキュリティーを破られる可能性があるが、ジャパンネット銀行の場合はその心配もない。

正直毎回手間だと思うこともあるが、セキュリティー面がしっかりしていると思えば我慢すべきところだといっていいだろう。

スマートフォン決済と相性はいい

スマホ決済

近年多くの方が使い始めたスマートフォン決済。

チャージタイプのものから、クレジットカード引き落としのものまで様々なキャッシュレス決済があるが、ジャパンネット銀行はそれらのキャッシュレス決済と相性が良い

認知度があるキャッシュレス決済で手数料などをまとめてみた。

サービス名 チャージ・利用 出金
PayPay 0円 0円
LINE Pay 0円 220円
楽天ペイ 0円 10%+消費税
モバイルSuica ☓(デビットカードで可能0円)
Origmi Pay ☓(デビットカードで可能0円)
メルペイ 0円 200円
楽天Edy
pixiv PAY
QUOカードPay
iD
QUICPay
d払い
pring(プリン) 0円 0円
nanaco ☓(デビットカードで可能0円)
WAON
Amazon Pay ☓(デビットカードで可能0円)
au PAY
ローソンスマホレジ ☓(デビットカードで可能0円)
ファミペイ
PayB 0円 0円(口座に直に反映)

表を見てもらうとわかるが、チャージ型決済であればかなりの数のキャッシュレス決済に対応が可能だ。

しかもクレジットカード系のスマホ決済でも、JMB VISAデビットカードを利用すれば、問題なく利用できるものも多い。

法人に関しても情報などはまた別の機会にまとめてお伝えしようと思うが、事業用で使う場合でも、売り上げの入金等で利用はできる。

利用することでJMBスターというポイントを貯めることができる場合も多いので、実質ポイントを何重取りもできるのだ。

今後スマートフォンでキャッシュレス決済を行おうと思っているのであれば、ジャパンネット銀行は便利な銀行口座といっていいだろう。

ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行の特徴

ジャパンネット銀行の一般的に使うであろう基本的な部分に触れてきたが、ここからはジャパンネット銀行の独自の特徴といっていい面を説明していこう。

PayPayからの出金が無料になる!

paypayをジャパンネット銀行で便利に使う

キャッシュレスを紹介していく中で、チャージしたお金を銀行に戻すと言う作業にほとんどの場合手数料がかかる。

例えばLINE Payの場合は、LINE Payにチャージしたお金を銀行口座に戻す場合に毎回220円の出金手数料が取られる。

PayPayも同様に銀行口座に戻す場合には100円の出勤手数料がかかるのだが、ジャパンネット銀行口座への出金のみ無料にすることができるのだ。

シームレスにPayPayマネーと実際の現金を移動することが可能になる。

これを利用すれば、毎回取られる振り込み手数料を無料にして送金→受け取りすることもできる。

方法はこうだ。

PayPayを利用して振り込み手数料を0円にする方法

  1. ジャパンネット銀行からPayPayにチャージ(無料)
  2. PayPayで送り先に送金(無料)
  3. 送り先の人が着金(無料)
  4. 送り先の人がPayPayから自分のジャパンネット銀行口座に出金(無料)

こうすることで上限はあるものの、無料で送金が可能になる。

条件としては、送金する相手先がPayPayを利用していて尚且PayPayマネーが利用できる環境であること(本人確認が済んでいる事)、そしてジャパンネット銀行を持っている事が必須にはなる。

上の条件さえクリアしてしまえば、いくらお金を移動しても手数料は一切かからない。

PayPayは今後ますます利用者が増えることを考えると、ジャパンネット銀行を持って事は非常に大きなメリットになるはずだ。

PayPayのダウンロードはこちら

店舗は売上入金手数料が無料に!

事業者側にうれしいのは、PayPayを導入した際に売り上げを銀行口座に振り込む際、ジャパンネット銀行であれば入金手数料が無料になるところだ。

入金をするたびに手数料が取られるのは非常に痛いところを、完全にカバーしてくれる。

今後もPayPayを投入し続ける予定の企業は、ジャパンネット銀行の口座開設は必須と言っていいだろう。

事業者のPayPayの導入方法や、メリットデメリットに関しては以下のページを参考にしてほしい。

ヤフオクのかんたん決済手数料が無料

ジャパンネット銀行はYahoo(ヤフー)の連結子会社でもあるため、Yahoo!のサービスと非常に相性が良い

例えばヤフオクの「かんたん決済」を利用する際に手数料がかかるが、ジャパンネット銀行であれば手数料がかからない。

ヤフオクを頻繁に利用するのであれば、ジャパンネット銀行が必須といっていいだろう。

Tポイントが現金化できる

面白い特徴としてはティーポイントがなんと現金化できることだ。

交換レートは100ポイントで85円

15%減にはなってしまうがTポイントを失効させるのであれば交換率が悪くても現金化してしまってもいいだろう。

ただし今後Yahoo!グループとしてはTポイントよりPayPayに移行してくるはずだ。

このTポイント現金化サービスが続くかどうかは微妙なところではあるが、逆にPayPayのポイントが現金化できるようになる可能性がある。

それを考えると今後も非常に期待ができる銀行口座といっていいだろう。

ジャパンネット銀行のメリット・デメリットまとめ

今まで紹介してきた中で出てきたメリット・デメリットをまとめてみよう。

ジャパンネット銀行のメリット

ジャパンネット銀行のメリット

  • 振り込みが便利(Pay-easyなどにも対応)
  • VISAキャッシュがついたデビットカードが持てる
  • セキュリテイが高い
  • 送り先の人がPayPayから自分のジャパンネット銀行口座に出金
  • 24時間365日(システムメンテナンスは除く)振り込みも引き出しも可能
  • ATM引き出しを無料化する事が可能
  • スマホ決済PayPayから無料で出金できる
  • Tポイントの現金化ができる
  • ヤフオクで「Yahoo!かんたん決済」の手数料が無料
  • さまざまなキャッシュレス決済に対応

ジャパンネット銀行のデメリット

次にジャパンネット銀行のデメリットをみてみよう。

ジャパンネット銀行のデメリット

  • 振り込み手数料が必ずかかる
  • セキュリテイの高さゆえの動作が少々面倒
  • 実店舗がないために自己解決しなければならない部分が多い
  • ティーポイントは現金化すると15%損をする

大きいのはやはり振り込み手数料は必ずかかるところだろう。

他の銀行口座と同じように例えばステージ制などを設けて月数回は無料になるなどのサービスがあるとより使いやすくなると考えている。

ただそれほど大口でなければPayPayやPring(プリン)などを使えば、無料で送金入金は可能なので、利用する際は考えても良いだろう。

ジャパンネット銀行

まとめ

今後ますます利用者が増える傾向にあるキャッシュレス決済。

それに対応したクレジットカード選びをすることも重要だが、直接銀行口座を利用する場合も増えているので、銀行口座選びもかなり重要になってくるはずだ。

ジャパンネット銀行は、便利でお得にキャッシュレス支払いをするためにも持っておきたい銀行口座の1つであることは間違いない。

今後、キャッシュレスさらに便利に利用するために、銀行口座の選び方もどんどん発信できればと思っている。