【決済手数料が安い】Airペイ(エアペイ)の申し込み方法や審査、メリット・デメリット総まとめ
楽天ペイやSquareなどと同様に、店舗側の理由で人気が高いエアペイ(Airペイ)。
店「現金だけなんですよ」
客「じゃあいいです〜」
店「おい、まじか!?」
このエアペイのCMを見て、笑えない店舗もあるのではないだろうか。
今の時代は、一括払いでは売れなかったり、はじめから現金を持ち歩かない人が多くなっている。
キャッシュレス決済を導入していない店舗の事業者にとっては死活問題にもなりえる。
今回は人気の高いエアペイの申し込み方法やメリット・デメリットに関して解説しよう。
また、エアペイの審査などに関しての情報もまとめたので、キャッシュレス決済を導入しようと考えている事業者の人は是非参考にしてほしい。
Airペイ(エアペイ)とは
エアペイは、リクルートが提供するキャッシュレス決済を導入するための決済サービスだ。
このエアペイを導入することによって、クレジットカード、電子マネー、スマホ決済が利用可能になってくる。
お店でキャッシュレス決済を行う際に必要なものは以下の2つだけ。
- iPhoneまたはiPad(Androidアプリは利用不可)
- エアペイ専用のカードリーダー
この2つだけでお店にキャッシュレス決済が導入できるのは非常に嬉しい。
残念ながら現在はまだAndroid端末には対応していない。
今後はAndroid端末でも使えるようになるとさらに導入が加速していくだろう。
Airペイ(エアペイ)のメリット
キャッシュレス決済を導入したい店舗にとって、エアペイにどれほどのメリットがあるかまとめみよう。
Airペイ(エアペイ)のメリット
- キャッシュレス決済ユーザーの取りこぼしを防ぐ
- 決済手数料が業界最低水準
- 入金振込手数料、月額固定費、導入費用がかからない
- 扱えるクレジットカードの国際ブランドが豊富
- 電子マネーにも対応可能
- スマホ決済にも対応可能
キャッシュレス決済の導入の際に気になる初期費用面に関しては、一切かからず、利用した際の決済手数料も業界最低水準。
ここは導入する事業者にとっては非常に嬉しい。
また、電子マネーやスマホ決済などのキャッシュレス決済にも全て対応している面が非常に魅力的だ。
エアペイを導入するだけで、現状考えられるほとんどのキャッシュレス決済を可能にする事ができる。
メリットを詳しく確認していこう。
決済手数料が業界最低水準
決済手数料が安いことはエアペイの大きなメリットの1つといえる。
決済手数料は利用するキャッシュレス決済やクレジットカードの種類によって変わってくる。
クレジットカード決済は、だいたいが3.25%だがエアペイは3.24%とさらにその下を行く。
しかも「キャッシュレス・消費者還元事業についての補助金対象サービス」として国から認定されているので、利用店舗は2019年10月1日(火)~2020年6月30日(火)まではなんと一律で2.16%の決済手数料ですむのだ。
サービス名 | 決済方法 | 加盟店手数料 (補助対象期間外) | 加盟店手数料 (補助対象期間中) |
---|---|---|---|
Airペイ | VISA・Mastercard®・American Express | 3.24% | 実質 2.16% |
JCB・Diners Club・Discover iD / QUICPay | 3.74% | ||
SuicaやPASMOなど交通系電子マネー ※PiTaPaは利用不可 | 3.24% | ||
Airペイ QR | PayPay・LINE Pay・d払い | 3.24% |
これは事業者にとっては非常に嬉しい!
まだキャッシュレス決済を導入していない店舗は、なるべく早くエアペイを導入することをおすすめしたい。
入金振込手数料、月額固定費、導入費用が0円
初期導入費用が一切かからないのも非常に大きなメリットだ。
初期導入費用は、店舗によっては非常に負担になる場合が多い。
その初期導入費用が今なら一切かからないのもエアペイの大きなメリットの1つだ。
特にエアペイのカードリーダーは19,800円ほどかかる。
しかし現在はキャンペーン中でそのカードリーダーも0円で手に入るのだ。
しかもiPhoneやiPadがない場合でも、iPadが無料での貸与される。
この機会を逃すのは本当にもったいない!
電子マネーやスマホ決済にも対応
エアペイは豊富な種類のキャッシュレス決済に対応している。
QUICPayやiDはもちろん、最近話題のLINEPayやPayPayにも対応済みだ。
人気の高いSquareは現在、電子マネーやスマホ決済には対応していない。
これを考えると非常に大きなメリットといえる。
これからさらに加速するであろうQRコード決済などが利用できるのは、経営者側にとって非常にメリットが大きい。
国内外問わず、キャッシュレスユーザーを逃さず店舗集客の助けになるはずだ。
Airペイ(エアペイ)の入金サイクル
実務的な面で気になるのは入金振り込み手数料と入金サイクルだろう。
入金手数料は上でも説明したように0円。
余計な出費を増やす事がなく、非常にありがたい。
入金サイクルに関しても、エアペイは非常に柔軟だ。
振り込み申請は月6回可能
一般的な振り込み申請の場合は月1〜2回か、翌月の頭に先月文の売上を一括振り込みという形が多い。
しかしエアペイの場合は、なんと月に最大6回も振り込みをしてもらうことが可能なのだ。
しかも振り込み手数料がかからないとなると資金繰りが重要な店舗にとっては非常に大きなメリットといっていい。
ただし条件が1つ。
月6回の振り込みを可能にしてもらうには特定の銀行口座を受け取り先として設定する必要がある。
以下がその銀行だ。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
ゆうちょ除く、その他の銀行では月に3回の振り込みとなる。
それでも月3回の振り込みをしてくれるのは非常に嬉しい。
月3回でも問題なければ、現状使っている銀行口座でも十分利用に不満はないはずだ。
Airペイ(エアペイ)の導入の流れ
それではエアペイの導入方法を説明してこう。
とはいってもエアペイの導入方法は非常に簡単。
まず大まかな流れは以下のようになる。
- Airペイの公式サイトにアクセス
- 画面右側の「今すぐ申込み」クリック
- 申込み情報を入力しながら、必要書類をアップロードする
- 審査が開始され、早ければ即日で審査結果がメールで届く
- Airペイアプリをダウンロードし、情報入力して初期設定を行う
- カードリーダーが到着後、利用開始
エアペイの申し込みはネットからのみ。
しかし必要事項の入力は5分ほどで終わってしまう。
その後は、エアペイで所定の審査があるのでしばらく通知を待つことになる。
エアペイの申し込みに必要な書類
申し込みの最中に、必要書類をアップロードする箇所がある。
郵送ではなく写真を撮ってアップロードするだけなので非常に簡単だ。
アップロードできるフォーマットはJPG、PNG、またはPDFファイルのみ。
写真を撮影すればほぼJPG、PNGファイルになっているのであまり心配しなくて大丈夫だ。
はじめに書類を用意しておき、スマートフォンなどで写真を撮っておこう。
事前に用意しておくと、申し込みの際に非常にスムーズに行く。
必要書類は以下のようなものになる。
- 本人確認書類(マイナンバーカード運転免許証健康保険証など)
- 登記簿謄本(法人の場合)
- 営業許可証(業種による)
裏面がある場合は両面の撮影が必要になる場合があるので注意しよう。
Airペイ(エアペイ)の導入には審査がある
エアペイに申し込むと、エアペイ側で審査が開始される。
審査基準
エアペイの公式サイトをみても、審査が通過する業態や審査基準などは確認できない。
しかしエアペイの加盟店規約には以下のような項目が書いてある。
Airペイ加盟店は、第4条第1項又は第7条の届出の有無にかかわらず、以下の商品等の取引を行ってはならない。
1.公序良俗に反するもの
2.銃砲刀剣類所持等取締法・麻薬及び向精神薬取締法・ワシントン条約その他の関連法令、条例等又は国際条約の定めに違反するもの
3.第三者の著作権・肖像権・知的所有権などの権利を侵害するもの
4.商品券・プリペイドカード・印紙・切手・回数券その他の有価証券、換金性のあるポイント、電子マネーのチャージ
5.商品等の引渡し若しくは役務提供を複数回に渡り又は継続的に行う取引(特定商取引法第41条第1項に定義される「特定継続的役務提供」を含むが、これに限られない。)
6.その他、RLS(株式会社リクルートライフスタイル)又は決済サービス提供会社等が不適当と判断したもの
出典:Airペイ加盟店規約
なかなか難しい内容だが、簡単にざっとまとめると審査が通らない、または審査に通りづらい業態は以下のような感じになる。
審査に通らない実店舗がない。健全な商売でない。商売以外での利用。
審査に通りづらい(グレー)キャバクラ、ガールズバー、ホストクラブ、スナックなど
「特定継続的役務」というのは、継続的にサービスを続けることを前提にするもの。
たとえば以下のような業種がある。
- エステティック
- 美容医療
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- 結婚相手紹介サービス
- パソコン教室
買い物と違い、効果が後にならないと見えづらいものだ。
例えば、巧みな営業トークに押され申し込んだものの、契約内容が効果が全くでないような場合は、解約もありうる。
そのようなトラブルが発生しやすい商品を取り扱う業種をエアペイは禁止している。
また、基本的に実店舗がないと利用ができない。
現状はECサイトのみでの利用などはできない事になる。
健全な商売ではないというのは理解が難しいが、いかがわしい店という意味で捉えていいだろう。
商売以外での利用というのは、例えば町会費などをエアペイで払うなどという集金のような事で利用する事はできない。
審査に通る店や通らない店があるのがキャバクラ、ガールズバー、ホストクラブ、スナックなどの夜のお仕事。
ある店舗では導入されているのにある店舗では審査が落ちたりしている。
この部分の理由は、事業規模なのか事業形態なのかはっきりしていない。
このような業態のお店は、審査自体は無料なのでチャレンジしてみてもいいだろう。
審査期間
エアペイの審査期間はクレジットカードとQRコード決済(AirペイQR)で異なってくる。
- 最短3日でまずVISA/MasterCardの利用審査終了のお知らせが届く
- その後、他の決済方法の審査が完了していく。
- VISA/MasterCardの利用審査終了のメール後、最短2日でカードリーダーが届く。
(トレーニングモードで決済を体験可能になる) - 審査終了のメール後、10日程度でVISA/MasterCardの本利用が可能となる。
エアペイのカードリーダーが届いても、すぐにはエアペイを利用することはできない。
しかし「トレーニングモード」でエアペイでのクレジットカード決済の体験が可能になる。
初めてクレジットカード決済を導入する店舗にとっては非常嬉しいサービスのはずだ。
いざエアペイを稼働させた後に、手際が悪いと逆にお客が離れていってしまう可能性もある。
トレーニングモードでしっかりとエアペイの決済方法を練習しておこう。
審査が厳しい?
調べてみるとエアペイはSquareより審査が厳しいという情報がネット上にある。
確かに、実際申し込んでみて、エアペイで審査に落ちたのにSquareでは審査が通った店舗がいくつかあるようだ。
審査基準があまり明確でない以上、憶測で情報出すのは避けたい。
とにかくエアペイの審査自体は無料なので、とにかくエアペイに申し込んでみて、審査に落ちたらSquareなど他のキャッシュレス決済会社に申し込む事をおすすめする。
Airペイ(エアペイ)のデメリット
メリットの多いでエアペイだが、やはりいくつか気になる点がある。
今それらをデメリットとして紹介しておこう。
エアペイの気になるデメリットは4つ。
- カードリーダーのバッテリーの減りがかなり早い。
- Android端末では利用できない。
- ゆうちょ銀行が利用できない。
- 分割払いに対応していない。
カードリーダーのバッテリー問題
Twitterなどで実際にエアペイをを利用している店舗の口コミで多いのがカードリーダーのバッテリーの消費が早いという事だ。
AirPayのカードリーダー、充電すぐ減るなあ、、、
— MLP Shop (@koki_yamauchi) 2018年5月12日
バッテリーの持ちに関してはこのような口コミやコメントが結構あるので、本当に充電の持ちは長くないようだ。
外で使う場合などはモバイルバッテリーなどを渋滞している店舗がほとんど。
ただ、カードリーダーの充電の持ちの問題に関してはヘアピンに限ったことではなく、他社のカードリーダーも同様に電池の持ちはそこまで良くないようだ。
スマートフォンもそうだが、はやく充電の持ちの問題を解決してほしいものだ。
Android端末では利用できない
これは結構大きなデメリットになりえる。
エアペイが使えるのはiPhoneかiPadのみ。
Android端末を持っている事業者も多いことを考えるとiPhoneやiPadを購入しなければならない負担が出てくる可能性がある。
しかし現在エアペイに申し込むと、iPadを無償で貸し出ししてくれるので非常にお得だ。
ただ、Android端末の操作に慣れているとiPhoneやiPadの操作を一から覚えなければならない手間もある。
iPhoneやiPadの操作はそこまで難しくはないので大きな障壁にはなりづらいと思うが、使い慣れた端末が使えるのが一番ストレスがないのは確かだ。
早くAndroid端末も使えるようになるとさらに利用が増えるだろう。
分割払いに対応できない
これも大きなデメリットになりえる。
クレジットカードの分割払いを使う人は結構多い。
2回払いまでなら分割手数料もかからないので利用がしやすい。
高額な商品を扱っている店舗の場合なら、お客が分割払いをする可能性はさらに高くなる。
店「一括だけなんですよ」
客「じゃあいいです〜」
店「おい、まじか!?」
こんな会話が飛び交う可能性もある。
ちなみに筆者も分割払いできずに諦めた商品がいくつかある。
ユーザー側にとってもメリットが大きい分割払いをエアペイでもぜひ対応できるようにしてほしいものだ。
ちなみにSquareは分割払いにも対応している。
分割払いが必要であれば、Squareをはじめとする分割払い対応の決済システムに申し込むことも考えよう。
ゆうちょ銀行が利用できない
そこまで大きなデメリットとは言えないが一応不便かもしれない店舗もあるのでデメリットとして紹介しておこう。
ゆうちょ銀行が利用できなくても他の銀行で対応は十分できるはずだ。
もしゆうちょ銀行以外を持っていなければ、月6回振り込みが可能になるみずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の口座を開設することを強くおすすめする。
まとめ
デメリットもいくつかあるものの、エアペイは様々なキャッシュレス決済に対応できる非常に便利な決済システムということは分かっていただけたと思う。
しかも母体がリクルートなので安心感も大きい。
今ならお得なキャンペーンも実施されているので、これを機会にエアペイの導入を考えてみてはいかがだろうか。