人気記事

【無念】PayPayがクレジットカード決済の上限を24時間で2万円に制限

2019年1月9日

非常に残念なニュースが飛び込んできた。

年末にスマホ決済で話題になったPayPayだが、不正利用の発覚後、その対応に追われていた。

その対応の一つとして2018年12月21日から、1カ月の利用上限を5万円に制限していたのだが、1日の利用でも上限を設定、24時間での利用上限を2万円とすることを発表した。

————————————–
・クレジットカードでの決済金額上限:2万円(過去24時間)
※複数のクレジットカードを登録されている場合、合計2万円までとなります
・Yahoo! JAPANカードからのチャージ金額上限:2万円(過去24時間)
————————————–
なお、2018年12月21日に設定した、以下のクレジットカードの過去30日間のご利用上限は引き続き適用となります。
————————————–
・クレジットカードでの決済金額上限:5万円(過去30日間)
※複数のクレジットカードを登録されている場合、合計5万円までとなります
・Yahoo! JAPANカードからのチャージ金額上限:5万円(過去30日間)
————————————–

引用:クレジットカードご利用時の上限金額の設定追加について – PayPayからのお知らせ

PayPayはスマホ決済のイニシアチブを取れるのか?

上記の制限をもうけた事により、PayPayは非常に使いづらいスマホ決済になってしまったわけだ。

1日2万円、30日で5万円しか使えないとなると、明らかにiDやQUICPayの方が使い勝手がいい。

さらに悪い事を言えば、ここまでしないと今のPayPayは、簡単に不正利用されてしまうほどもろいプラットホームということになる。

QRコード決済に関しては、セキュリティの不安も専門家から提唱されていたが、PayPayの場合は、QRコード決済のセキュリティの不安ではなく、キャッシュレス決済の根本的な部分での脆さが露呈した。

せっかくのキャッシュレス化の盛り上がりに、自ら水を差した形になり、このままではスマホ決済のイニシアチブを取るのは難しいだろう。

期待していただけに非常に残念だ。

PayPayの利用上限解放はあるのか?

今までに起こったことのないような不正が起こってしまったPayPay。

3Dセキュアの設定が完了すれば、利用上限などの解放が行われる可能性はあるだろう。

そうしてもらわないと、全く使えないスマホ決済として知れ渡る事になってしまう。

しかし、ここまで対策をしないと不正利用されるスマホ決済を果たして一般の人が受け入れてくれるかどうかが鍵になってくる。

その間にも、他のスマホ決済がどんどん便利になってくるだろう。

果たしてPayPayの復活はあり得るのか、それとも他のスマホ決済がイニシアチブをとるのか、これからも注視していこうと思う。

なお、PayPayを導入したいお店や事業者向けのPayPayのメリット・デメリットや導入の流れなどは以下のページに詳しく書いてある。

店舗や事業者の方は是非参考にしてほしい。